ACアダプターについて
ある日の事、EeePC 4G-Xを900MHz駆動、
バックライト全開 タッチパネル稼働、ファン全開の
状態で長時間使用したあと、ACアダプターを外すと、
すでにバッテリーが残り30%程度になっていた。

その前は間違いなく満タンだったのに。



ACアダプターはいつもの様に熱い。
放射温度計で表面温度を測ると60度もあった。





EeePCのアダプターの表記をみると、たったの9.5V 2.5A
つまり23.75W/h




EeePCの付属バッテリーは7.4V 5200mA(0.52A)
バッテリー駆動でオーバークロック輝度最大でバッテリー切れまで
時間測定した事はないが、単純計算でCPUだけでも1.45倍の消費電力と判る。




照度17段階で4段目の状態で約3.5時間駆動する(クロックはノーマル)
それを最大まであげているので、未計測ながら消費電力は2倍とする。


恐らく、オーバークロック+照度最大照度の状態では
バッテリー駆動の場合長くても1時間半しか持たないだろうと
安易に予想ができる。



実際オーバークロック+照度最大の状態では、あっと言う間に
バッテリーが減ってしまった経験は何度もある(時間測定はしていない)


ワットメーターで計測しようにも、バッテリーを搭載している状態なので
ワットメーターの数値はアテになるわけもなく計算してみる。



バッテリーには38.48w/hの電力が蓄えられている
ノーマルの稼働時間から割り出すと、約10w/hを消費していると判断ができる
つまり、ノーマル状態なら、ACアダプターは約13w/hの余裕がある。
この残った12w/hの電力で起動中の充電に回すようだ。









ここで本題
過酷な状態でACアダプターを付けていたにもかかわらず、
バッテリーが減ってしまった件。




上記の状態で少なく見積もって約二倍の電力を消費したとしても
20w/hが消費している事になる。

実際のところ、駆動時間は半分以下(3.5時間→1.5時間)
約2.4倍になるので、10w/A×2.4=24w/A となり、

ACアダプターの23.75W/hを上回ってしまうという事になる。

タッチパネルにはUSBハブも内蔵されており
かなりの電流を消費しているに違いない。


元々、USBハブだけでも消費量はかなり大きい物だ。
現にタッチパネル(USBハブ付き)基板はかなり高発熱で
基板収納部はEeePCのボディー越し触っただけで位置が
ハッキリわかるほど熱くなっている。



他にも、USBメモリを差していたりするので、消費電力は
ノーマルに比べかなり多いものだろう。

ACアダプターの許容量を超えた場合、
内蔵バッテリーから電力を拝借しているのは間違いなさそう。


と、言う事は、 このような環境ではバッテリーが必須になってしまう。
バッテリーが無ければ足りない電力がどこから生まれるか。
そんな物が生まれるわけもなく、「足りないだけ」である。



消費電力に供給が追いつかないとなると、タダで済むわけが無い。

動作不良によって、SSDの書き込みが不安定になり
OSデータの破損の可能性も高いだろう。


消費電力の大きいバックライトが高電圧を維持できなくなり
余計な負荷が増える事も想像できる。

つまり、ハードにまでも影響が起こる可能性がある



バッテリーの寿命を考え バッテリーを外してACアダプターだけで
稼働している方が一部に居ると思いますが、

ダメとは言いません。 でも良くないのは間違いないです。



限界を超えた使用になるのでACアダプターが火を噴くかもしれません。
(と、思って調べてみると、火を噴いて壊れた事例がありました・・・)






近いうちに、実測に基づいて報告したいと思います。
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